ハートスタイルなブログ

フルリフォーム済みの中古マンションを購入されたお客様が
このブログを見てご連絡をいただきました。

リフォーム済みですが引っ越し前に少しでも好きな部屋に
変えたいとご希望でした。

お打合せをして下記の内容でご提案させていただきました。

１．リビングドア・収納の片開き戸の交換
２．玄関のシューズBOXのカウンターのダイノックシート貼り
３．洗面所のクッションフロアの貼り替え
４．リビング壁紙の一面貼替え（ポイントカラー）

若干の家具は運んでありましたが、入居前に工事が出来るので
少し安心でした。

既存ドア：工事前

交換前のドアです。
塩ビシートの一般的なドア。

ドア（建具）でお部屋の印象は変わります。

床養生

工事の前に養生を行います。
お客様の大切な財産にキズを付けないよう様に保護をします。

家具養生

家具やソファにもホコリがつかないようにビニールシート
で養生します。

建具屋さんによる吊り込み作業

加工場で製作してきたドアを現場で取付ます。
元のドア枠に合うように鉋で微調整します。

壁紙は全て貼替えたばかりなのでドア枠はそのままで
ドアを枠に合わせオーダーで作ります。

吊り込み完了

ドアの取付完了です。

吊り込み完了：リビングドア

リビングドア：上部は格子、下部パネルはピーリング（スジ）を入れました。
　　　　　　　　板をはり合わせた感じにするためです。

ガラスではなく丈夫なポリカーボネートを入れます。

吊り込み完了：収納片開き戸

収納片開き戸：2パネル

ドア塗装

ドアの塗装です。
一度、建具屋さんが取り付けた建具を全て外します。
この方が塗装の仕上がりがいいのです。

塩ビの枠も塗装します。
塩ビシートは剥がれる可能性が否めません。

塗装後再度取付完了

塗料が乾いたらドアを元に戻します。
「先に塗装をしては？」と思われるかもしれませんが
塗装をすると鉋で削れなくなります。
微調整ができなくなるのです。

やっぱり手間でも吊り込み後、再度バラバラに
して塗装します。

この時、ポリカーボネートも取付ます。

在宅では、場所と時間が課題になります。

収納片開き戸アンティーク引き手

引き手はギャロップで購入
アンティーク調でいい感じです。

輸入レバーハンドル

輸入のレバーハンドルです。
小物がさらに雰囲気を造ります。

工事完了

建具工事完了です。
この他、上記に述べた内容で工事しました。
その写真は、機会があれば後日更新します。

お客様へ
弊社をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

いろいろなタイミングや条件で中古マンションや中古住宅を
購入すると思いますが中古の良さは価格だけではなく好きな
様にリフォーム出来ると言うメリットがあります。

そこが最大の魅力かもしれません。

「子供の頃、憧れていたお家」
「映画で見たヒロインの素敵なお部屋」
「新婚旅行で泊まったホテルの一室」
「夢に出てきた憧れの世界」

あなたは、どんなお家でどんな生活をしたいのですか？
想像してみてください。
私とカタチにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ではまた。

今回は、オーダードアのアンティーク加工です。
汚し、ひび割れなどエイジング塗装を行いました。

既存ドア

元もと付いていたドアです。
まだ、きれいですけど「どうしても変えたい」との事でした。

気持ちはよくわかります。
とくに塩ビシート感がイヤですよね。

オーダードア現場加工中

製品を加工場で製作して現場搬入して
建具屋さんが現場のドア枠に
ピッタリ合うように微調整をおこないます。

建具屋さんもおじいちゃん（年配の方々）ばっかりで
この貴重な技術が日本から失われようとしています。

なんとかせねばと私も手道具を集め
見よう見まねでやりますが「10年は掛かる」との事。

既製品が増えて、それはもう簡単に取り付ける事が
できる時代です。

大量生産で安く、簡単に取付できる。今の住宅事情
には欠かすことのできない塩ビシートのドアですが
失う物も大きい。

いずれ後悔する日がくるでしょう。
ちなみに当の本人は
「時代おくれだよ、跡継ぎはいらん」と言ってます。

オーダードア取付

建具屋さんの話はさておき
吊り込みの完成です。

これに塗装していきます。

ドア枠塗装

在宅の工事で壁紙等の交換もないので
ドア枠は元のまま使用する事で決まりました。

ただ、塩ビシートの枠に塗装するので
剥がれる可能性がある事はご了承です。

もちろんそれなりの塗料や手順では作業します。

オーダードア下塗り

今回は、アンティーク風なのでエイジング塗装を行うので
削った時に下から色が出るように違う色を下塗りします。

幾度か塗り重ねているドアの様にしたいので削った時に
素地があまり出ないようにお客様のご希望の色を下にいれます。

仕上げ塗装とエイジング加工

「人は若くありたいモノですが
ドアやインテリアなどは古く、あじわい深いものにしたい」

人それぞれですが・・・。

削ったり、ひび割れさしたり、とんがったモノで引っ掻いたり
いろいろして古い感じに仕上げます。

希望の客様には参加してもらい、気が済むまでいっしょに削ります。

クラッキング（ひび割れ）塗装

クラック感がたまらないでしょ。
見えないかな？

オーダードア　アンティーク加工

これで完成です。

廊下の別の部屋の濃い茶のドアとのギャップがいいですね。
ドアを開けるとここだけ別世界な感じ。

オーダードア　アンティーク加工

お部屋から

クリスタルノブと輸入サッシの鍵

クリスタルのドアノブとアメリカ製のサッシ用の鍵を代用して
取付させていただきました。

お客様（お嬢様）はとても喜んでいただきました「イメージ通り」と
お母様はびっくりでした「まだ、途中かと思った」って
これでもほどよい加減が結構難しいんですよ。

楽しんで作業していますけど。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
忙しさにかまけてブログの更新していませんでしたが
忙しい時こそ「やらねばイカン」そうなので頑張ります。

建具屋さんにも仕事いっぱいお願いしなくては
「来年でやめる」と今年も言われそうなので
ドア交換の際はご連絡お願い致します。

ちなみにエリアは「川崎、横浜」です。
その他の地域の方もご相談に応じます。

では、また。