板のアンティーク加工 Vol.1

板のアンティーク加工のご紹介です。
旧ブログ「鎌倉のエクステリア(1期工事)」でご紹介させていただきました
シャワーフックやアンテークフックなど受ける側板の加工方法をご紹介します。

塗装だけでも良いのですが、手を加えることにより全体がまとまりよりイメージ
に近い空間になります。

エクステリアのシャワーブース

シャワーフックやアンティークフックを受ける側板

写真のシャワフックを受けている板の加工方法です。
焼くことで長持ちさせる工法もあるようですがあくまでデザイン用の加工です。

アンティーク加工その1

レッドシダーの板

厚さ25mm程度のレッドシダーの板です。
後で必要な分だけカットします。

アンティーク加工その2

板の表面を削る

板の表面を削り表面に凹凸をだします。

日本古来からある「うずくり」という技法に似ています。
時間を要する手仕事ですが、なめらかで美しい仕上がりで「日本の美学」を感じます。

しかし、とても時間が掛かる作業ですので機械に頼る事にします。
ディスクグラインダーにベベルワイヤブラシを装着して木の目に沿って削っていきます。
機械任せにすると木目を無視して削ろうとします。
なるだけ円を描をかないように木目に沿って縦にして削ります。

ディスクグラインダ

ディスクグラインダ

これに下のワイヤブラシを装着

ベベルワイヤブラシ

ディスクグラインダにセットして木の表面を削ります

ブラシの破片が飛んでくるので手袋(皮手)とゴーグルは必須です。
軍手は巻き込まれるので絶対NGです。

アンテーク加工その3

サンダーで表面を削る

ディスクグラインダーで削った後は、ガサガサになります。
これをサンダーで削って表面をなめらかにします。

サンダーとは紙ヤスリで削る機械です。(写真奥の機械)
溝の中は紙ヤスリを指の先や木っ端の角などに巻いてこすりなめらかにします。

また、金ブラシなどでこすっても良いかもしれません。

削りすぎるとせっかくの凹凸がなくなるのでほどほどに・・。

紙ヤスリは120番~180番で一度掛け、仕上げは
240番程度を使用するのが良いでしょう。

gastorch

ガストーチでほどよく焼いて行きます。

アンテーク加工その4

両端をあぶってステイン塗装

両端部やイメージされる部分を焼いた後は必要な長さにカットします。
取り付ける場所にあてがいビスの位置に下穴をあけ座ぐりをしておきます。

最後にオイルステインで塗装します。

アンティーク加工完成

アンティーク加工完成

これを取り付けて完成です。

イメージは「焦げた流木」
伝わりにくいのでタイトルは「アンティーク加工」にしていますが・・・。

こちらは旧ブログでご紹介した物を多少編集しております。

板のアンティーク加工

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。

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