キッチン水栓のレバーハンドルがゴリゴリ固くなる(SANEI:三栄水栓)

キッチン水栓のレバーが固くなったと連絡が・・・

SANEI株式会社(サンエイ株式会社 旧:三栄水栓製作所)のキッチン水栓「K87120TJV-13」のレバーが固くなる不具合に振り回された事例です。

交換したばかりの「キッチン混合水栓のレバーハンドルが固くなって水量の調整が出来ない」とお客様からご連絡をいただき確認に伺いましたが確かにゴリゴリ感がありレバーハンドルが固くなっていました。

その後、カートリッジを変えたり水栓本体を変えましたが結局通常のキッチン水栓のように使えることはなく他メーカーの水栓と交換する事になりました。

 

 

通常なら半日程度で終わるキッチン水栓の交換工事ですが幾度となく伺いお客様には大変ご迷惑をお掛け致しました。

サンエイキッチン水栓不具合

 

 

一連の流れ

「2021年9月20日:キッチン混合水栓交換」

〔キッチン混合水栓交換工事〕
お客様が「使い慣れた物が良い」との事で同じ商品を探しましたが「販売終了品」となっていましたので同じメーカーで近い形状のものを選びました。

 

〈既存(現状)のキッチン混合水栓〉
古い感じはしますが素敵なデザインのキッチン水栓でした。
水漏れがしたため交換となりました。

〔シングルワンホールスプレー混合栓「K8760JV-C」〕 メーカー(SANEI株式会社)ホームページより抜粋
サンエイ水栓交換前

〈新しく設置したキッチン混合水栓〉

〔シングルワンホールスプレー混合栓「K87120TJV-13」〕  現場写真
サンエイキッチン水栓不具合
サンエイ水栓不具合

 

 

 

「2021年11月15日:カートリッジ交換」

約2ヶ月後「キッチン混合水栓のレバーハンドルが固くなって水量の調整が出来ない」とお客様より連絡をいただきました。
混合水栓のレバーハンドルが固くなる原因はカートリッジと思われるので事前に用意して15日にカートリッジ交換を行いました。

カートリッジを調べると部品図のNo.2に「PU101-120X」となっていますのでこちらを購入し持参しました。

サンエイ水栓図
〔シングルレバー用カートリッジPU101-120X〕  メーカー(SANEI株式会社)ホームページより抜粋
サンエイ交換カートリッジ

これが混合水栓用のカートリッジです。
水漏れやレバーハンドルが固くなる(めったにありませんが)場合はこの部品を交換するのが効果的です。

〔シングルレバー用カートリッジPU101-120X本体〕 メーカー(SANEI株式会社)ホームページより抜粋
サンエイ交換カートリッジ

 

 

 

 

 

「2021年12月6日:キッチン混合水栓交換(全取り替え)」

カートリッジを交換して数週間後、再びお客様より「またレバーが固くなった」と連絡をいただきました。

SANEI株式会社カスタマーサービスへ連絡し今回の流れを説明しキッチン水栓(同じ商品)自体を交換していただくことになりました。

メーカーメンテナンスによりキッチン水栓の交換作業です。
作業に来た職人さんにこのような事は他にもありますか?
と聞いたところ「たまたま2回重なったのでは?」との回答でした。

メーカーメンテナンス
キッチン水栓交換
キッチン水栓交換

 

 

 

 

「2022年1月15日:キッチン混合水栓交換(TOTOのキッチン水栓に取り替え)」

1月10日にお客様より連絡をいただき再びレバーハンドルが固くなったと・・・
私は申し訳ない気持ちと情けなさで年明け早々複雑な心境でした。

翌日、SANEI株式会社カスタマーサービスに連絡するとまた同じキッチン水栓(K87120TJV-13)と交換するとの返答です。
さすがにいままでの経緯を再度説明し「他のキッチン水栓もしくは他社のキッチン水栓に交換して欲しい」とこちらの希望を伝えると後日、別の方から連絡をいただき「弊社で他社のキッチン水栓に交換し工事費用を請求させていただく」事となりました。

お客様にご説明しTOTOキッチン水栓(TKS05305J)に交換させていただきました。

TOTOキッチン水栓:TKS05305J
TOTOキッチン水栓

 

 

おわりに

お客様には大変ご迷惑を掛けてしまいました。
お客様も毎回、私に連絡するのが辛かったと思います。

これは、後日談ですが数日前SANEI株式会社の担当者からお客様に直接連絡があり弊社の事を「根ほり葉ほり」質問されたとの事でした。
水栓交換をメーカーメンテナンスに登録する電話番号を使用し直接連絡したのでしょう。
「謝罪の連絡」ならば良かったのですがそうではなかったようです。
お客様と直接やりとりしているリフォーム会社(施工店)の立場を無視したこのような行動はとても自分勝手で残念でなりません。
たとえ不具合があったとしても、それを認め事後対応が一番大切だと改めて実感致しました。
私自身もとても勉強にりました。

 

最後までご覧いただきましてありがとうございます。
では、また。

 

 

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