輸入表示錠の取付方法
表示錠の取付方法について説明します。
取付方法といってもトイレのカギが掛かかれば良いことなので決まりはないと
思いますが、戸当たりが邪魔して「これどうやって付けよう」って疑問を
持たれると思うので今日は二通りの方法でご説明します。
一つ目は、輸入元のデリケートトゥールさんのショールームの写真でご説明します。
アンティーク調なイメージを崩さない直接的な取付方法です。
デットボルト(鍵になる棒の部分です)の長さを確認して取付位置を調整し
鍵側の金物を取り付けます。
写真1
ドアを閉め内側からデットボルトの位置をけがいて彫り込みます。
写真2の青い円の部分です。外側(表示側)に彫り込みが出ます。
その穴に合わせストライクプレート(四角い穴のあいた金属板)を取り付けます。
写真2
ストライクプレートの先端がドアを閉めたとき当たるのでその部分を彫り込みます。
写真1の青い円の部分です。
表示側の金物を付けて完成です。
写真3
アンティーク感がとても素敵ですね。
二つ目は、賃貸マンションのリフォームで取り付けている方法です。
デットボルトの彫り込みを外側(表示側)に出さない方法になります。
まず、戸当たりにデットボルトを埋め込むため位置を決め芯棒
(表示をクルクル回す棒)の穴を明けます。
戸当たりから内側(鍵側)の金物の面まで15mm離しました。
高さはドアノブから使いやすい位置で調整して下さい。
芯棒の穴の径は、ずれても緩衝しないように余裕をみてφ16mmであけます。
写真4の青い円の部分です。
ちなみに下の大きな穴はドアノブの穴です。
写真4
鍵側の金物に5.5mmのベニヤを台座として敷ます。
写真5の青い矢印の部分です。
写真5
ストライクプレートが戸当たりから外れてしまうので端材で足し木します。
今回は、パインのフローリングの端材を使用しました。写真6の左側の矢印1です。
(注意):普通のビスで止めると足し木が割れてしまうので必ず下穴を明け建具用の細い
ビスを使いボンドも併用します。
戸当たりにデットボルトの位置をけがいてノミなどで彫り込みます。右側の矢印2です。
写真6
金物を仮付けして鍵がちゃんと掛かるか確認します。
写真7
一度、金物をハズしてマスキングテープ等で養生をて塗装します。
ポイント:ビスは深めに入れウッドパテ等でビス穴を埋めます。
写真8
再度、金物を取り付けます。
写真9
鍵の掛かりを確認して完成です。
写真10
写真11
表示錠側です。
写真12
以上です。
いかがでしたでしょうか。
ちょっと手間が掛かりますがこれならデットボルトの彫り込みが
ストライクプレートで隠れます。
ほかにも方法はあると思いますがご参考になれば幸いです。
こちらは旧ブログでご紹介した物を多少編集しております。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。