一年後のキッチンに、救われた日

今日は、
1年前に工事をさせていただいたお宅へ、
ちょっとした確認で伺いました。

キッチンに立たせてもらって、
思わず足が止まりました。

とてもきれいに使っていただいていて、
時間が経った感じが、
いい意味でありませんでした。

正直に言うと、
一年も経てば、
どこかしら生活の跡が出ているだろうと、
少し身構えていたんです。

でも、
引き出しの中も、
天板のまわりも、
必要以上に整いすぎず、
でも大切に扱われている感じがあって。

この「ちょうどよさ」は、
こちらがどれだけ丁寧に工事しても、
最後は使う人の感覚なんだなと、
改めて思いました。

裏側の話をすると、
キッチンって、
完成した瞬間よりも、
一年後の姿のほうが、
正直なんです。

クセが出る場所。
雑にすると、
ちゃんと顔に出る場所。

だからこそ、
こうして大事に使われているのを見ると、
胸の奥が、
すっと軽くなります。

「大切に使ってますよ」
その一言が、
今日は何より救いでした。

当たり前のことなんですが、
工事をした側が、
感謝する場面って、
実は多いんですよね。

また明日も、
誰かの暮らしの先を、
少しだけ想像しながら、
現場に向かおうと思います。

 

 

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