「リビングと和室をひとつにする」:中古マンションリフォーム
横浜市の築30年ほどのマンションのリフォームです。
中古マンションをご入居前にリフォームします。
2LDKのマンションをリビングと和室をひとつにして1LDKに変更します。
当初の予定では圧迫感のある壁(間仕切り)を壊して畳を残し空間のみをつなげる予定でしたが
和室側が10~15mm程度上がってしまうので平らにするため全てカーペットで仕上げる事になりました。
畳部分は床スラブ(床のコンクリート)が25mm前後下がっているので
根太+合板でカーペットの下地を作ります。
当時のカーペット仕上のマンションは必ずと言っていいほど床スラブはデコボコです。
カーペット仕上なのでさほど気にせず施工するのか?工期がないのか?
それが当たり前だったのか?良く解りませんがとにかくデコボコです。
ちゃんと直すにはレベリング材(左官工事)等で施工しないとなりませんが予算と日数が掛かります。
今回は現状利用となりましたのでつなぎ部分を極力平らにするように努めました。
【時系列で詳しくご紹介します】 |
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〈共用部養生〉※養生とは工事しない所や新しく交換した所にキズ等が付かないように養生材で保護する作業です。 玄関前から共用廊下を養生します。 |
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〈室内養生〉玄関・廊下等を養生します。 |
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〈室内養生〉キッチンは交換せずレンジフードのみの交換なので |
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〈解体前〉リビングと和室の壁を解体します。
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〈解体、撤去〉畳、カーペット等を撤去します。 洋室のカーペット+フェルトも撤去します。
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〈和室側カーペット下地床作り〉和室の床スラブ(床コンクリート)は畳の厚さを緩和するためにリビング側より下げて施工してあります。こちらのマンションでは25mm程度下がっていました。 床スラブの高さを合わせるために木材(根太+合板)で高さ調整します。前にも書きましたが床がデコボコなので不陸調整が必要です。 リビング側の床スラブとピッタリ合わせる事が出来ないので隙間を空けてモルタルで擦りつけて調整します。
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〈解体箇所の補修:梁〉間仕切り撤去部分の梁下の補修です。 モルタル仕上の端部をグラインダーで削ります。 コンクリートの梁と石膏ボード(GL工法)の隙間を左官で埋めて行きます。 壁紙で仕上げるためこの後、パテで平らにして下地をつくります。
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〈解体箇所の補修:床〉カーペット床下地と既存の床スラブ(床のコンクリート)の不陸を緩和するために隙間を設けモルタルで埋めます。 カーペット仕上のためこの後、アースシール(速乾補修材)で更に滑らかにし下地を作ります。 |
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〈塗装作業〉窓枠、ドア枠、巾木等の木枠の塗装作業を行います。 塗装箇所のまわりに養生を行います。 削り粉を落として水性塗料で2回~3回程度塗装し仕上げます。元の塗装が透けてる場所は更に塗装します。 |
〈造作作業〉和室の入り口の襖は押入側に引き込まれていました。 柱の塗装をサンダーで削り塗装を剥がします。 電気鉋でつなぎの目の段差をなくしてペーパーヤスリですべすべになるまで削り仕上げました。
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?〈レンジフード交換〉レンジフードを交換しました。 旧型のレンジフードから掃除のしやすい薄型に交換しました。
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〈内装工事:壁紙貼付け〉不陸(デコボコ)を無くすためパテ処理を行い壁紙を施工します。
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〈内装工事:カーペット工事〉不陸(デコボコ)を無くすためアースシール(速乾補修材)で補修します。 写真はありませんがフェルトを敷きカーペット張りを行います。
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〈完成〉各工事が終わりマンションリフォーム工事の完成です。
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〈カーテン工事〉カーテンレールとカーテンの交換です。 間仕切りは両面同じ生地に縫製し仕上てあります。
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